当たり前の物事が異常だと知ったとき、人はそれを受け入れるのに時間がかかるだろう。
例えば、あの飛行機雲だって、本当は隕石かミサイルだったらどうする?
「日常」が「非日常」に変化するんだ。
もちろん、自然災害も同じだ。
知らないところで、毎日、様々な物事は変質する。
それだけよ。
あっという間に、四月になった。
つまり、新年度。
また気持ちをリセットし、新たに物事を始める…。
十年後の事なんぞ、誰にもわからないし、もしかすると誰も居なくなってるかもしれんが、取り敢えず、今やるべきことはやらないと後々、後悔するからな。
それと、今日誕生日を迎えたお前ら、誕生日おめでとう。
時間なんて、もう無意味な概念でしかないのだろうと、いつから感じるようになった?
震災後?はたまたあの事件後?
一年は早いと思うだろうが、実際はどれくらいしか経過していないか?
それに気づいたら、宇宙の真実に気づくのと、あの世が本当に存在するか判明してしまうのと同じ意味だろうな。
「死」が怖い? まだまだ時間はある筈なのに。
だが、お前は時間が無いと気づいている。
加速する秒針は、あっと云ふ間に朽ち果ててしまう。
その前に、やる事をしておかないと、世界は、破滅してしまうだろうな。
複数のロウソクの灯が一度に消える時、それを、誰が惜しんでくれようか。
あれらの悪夢は夢だったら良かったのに、と。誰もがそう願っているとしても。
いつかは、消えてしまう灯火が、ある事には逆らえない。
だから、今の自分を大切に。
お前たちの平穏に、新たな夜明けがある事を。
耳鳴りがあるうちは生。
途切れたら、永遠の暗闇。
カタチ、と云うものは所詮カタチでしかない。
時間、と云うものも所詮お飾りでしかない。
何かを受け入れるのは、容易いが。逃したら一貫の終わりだと知れ。
今から変化を望んでも、甘くはないからな。