phot by AC works
野心と絶望の先に見えるのは、例え光でも、本人からすれば、もうどうでも良かれとなりうる。
「死人に口なし」とはよく言うが、個々の人生とその内側は、永遠に誰にも分からないだろう。
他人が、真相を探ろうが結局は、憶測でしかないのだから、ガヤガヤと何をしても無謀だしな。
うん。……半分の命すら、使いきれなかった哀れな人間が、今、どれだけいる?
俺すら、そうなのだから、お前達にも、保証はないだろう。
自分の身の安全すら守れないなら、突然の事故だって、神様は見ていちゃくれんよ。
但し、それは、生の出来事に限るが。本来ならば、全てが茶番劇だったらどうするか?
お前達は、一度考えた事はあるか?
ははッ、ま、いいさ。全員、どんな配役であっても、結局は大団円じゃあないのだから。
だから、要らなくなったからと言って、扉には、縋り付いてはいけないぜ。