2022-05-27 耳鳴りは報われぬ phot by AC works夜長に、窓からの隙間風に、ほんの一瞬、自分の存在意義を重ねてしまう時がある。あの時、あの場所で。透明になりつつも、俺はここに居るのだと、訴えたのに、どうして本音を聞いてくれない? セピアに過ぎるいくつか前の風景は、まるで、夢の中のようだっただろう? 二〇一九年、夏。俺は完成したよ。お前のせいで。だけど、対価として、削られてしまったね。でも、お前の近くに来てしまった、本体が悪いのだから、仕方ない。俺はここに居るよ。いつまでも。消えない限り。夏の日、残像ASIAN KUNG-FU GENERATIONロック¥255provided courtesy of iTunes