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以前、読んだ本に、化け猫の話があった。うろ覚えだが、ちとばかり、紹介しよう。
寺の老いた飼い猫が、ある日、居なくなったそうで、住職はそのうち帰ってくるだろうと待っていた。
その夜、猫は寺に帰ってきたが、猫は住職の顔を見るなり何か言いたそうに、また、外に出て行った。住職は、飼い猫について行くと、飼い猫は庭の畑で、ふっと、消えたそうだ。
次の日、庭の畑に立派な南瓜が実っていた。
住職は、怪訝に思い、南瓜の蔓を掘った。
その先には、口から蔓が生えた、猫の頭蓋骨があった、そうだ。
くくく。
…秋だな。