phot by 居候先(東大寺の蓮の葉)
罪は、いつか還って廻る。それだって、あらゆる生きた証明になってしまう。
そこに陽の光が差してゆくならば、俺はただ、独り闇に生きるだけではないのだろう。
誰かが、俺に手を差し伸べるならば、ただ大切なあいつだけには、静かに手を伸ばしたい。
そんな自惚ればかり。粒子の罪の一つとでも数えてしまうか。
畏怖の対象となるのは、人それぞれのトラウマによる。俺や、他の師団兵。いや、グループ。そいつらだって、皆んな違う。価値観も。
だから、縛り付けられるのは、あまり好きではない。